エンジニアインタビュー
フリーランスインタビュー09 T.Hさん
汎用機の開発からWEB系へスキルチェンジ。Java環境を中心にBtoC、BtoB問わず 幅広い現場へ携わる。自身での研究と現場での実践を繰り返し、日々腕を磨く。フリーランスとして景況感に左右されるリスクを計画性で回避し、活躍し続けている秘訣を伺ってみました。
── IT業界を目指されたきっかけを教えてください。
学生時代にゲーム開発へ興味を持ち、自らの手でゲームを作りたかった事がIT業界を目指すきっかけでした。しかしゲーム会社とのご縁は実らず、業務系システム専門のSierに入社を決めました。そこでは、まずシステムの仕組みを理解することを目的に取り組みました。就職難の時代でもあり、就職先の決定を優先した事情もありましたね。入社後は金融・物流業向けの汎用機での開発に携わりました。製造工程が中心でフローチャートや実装に対しての考え方を学びました。
ターニングポイントとスキルチェンジ
汎用系の開発に携わるなかで1つの問題に直面しました。2000年問題の影響で圧倒的に汎用系の仕事が枯渇した事です。その影響により仕事を続けていくことに不安を持ち、スキルチェンジを図る為WEB系のソフト会社への転職を決めました。未経験の為、アルバイト採用からのスタートでしたが、半年間必死で勉強に励んだ結果、正社員となり、晴れてWEB系のエンジニアとしてスキルチェンジを図ることができました。
── 因みに初めて作ったものは何でした?
登録型のWEBサイトでした。Javaを一から学ぶことができました。
明確な目的意識と、計画的に実行することが大切!
── フリーランスを選択されたきっかけは何ですか?
正社員として働いている中、体調を崩し、長距離の通勤が難しくなってしまった事がありました。 常駐先は会社が決定しており、原則として自らの意思で勤務地や案件を選択することが出来ない状態でした。その際に、自由度の高い「フリーランス」の道を選びました。今振り返ると、正社員として無理に長距離の通勤を続けていたら、エンジニア生命が終わっていたかもしれません。
時間へのこだわり
── 「フリーランス」になる不安やデメリットはどのように解消されたのでしょうか?
もともと、会計の知識を持っていたことから、自身で収入収支の計画を立てる事ができたので、正社員の安定した収入と比べても、フリーランスに対する抵抗やデメリットは特に感じませんでした。もちろん景気の影響を受けやすく、目先の収入のみで選択する事の危険性も理解しております。だからこそ、自分である程度見通しを立てて、計画的に動くことが求められますね。結果として、正社員として働いていたときよりも、自分自身でライフスタイルやキャリアプランをマネジメント出来ている現在の生活のほうが、満足度は高いです。
夢が叶いました!
── 念願のゲーム開発ですがどのようなものを作られましたか?
モバイル向けのソーシャルアプリでした。今ちょうどブームですよね!
── たしか、かなり忙しかった現場でしたよね。
開発自体はとても楽しかったですが、とても稼動が高く大変な現場でしたね。 仕様や方針が決まっていない状況でプロジェクトが進んだり、終電前にバグが見つかり、泊まりで作業する羽目になった事もありました。過酷な現場でしたが、企画や設計の重要性に気づくこともでき、自身の思考を広げる力を養う事ができました。 因みにゲーム会社らしく、忘年会の時には社員・外注含めてプロジェクターを用いてみんなでゲームをして盛り上がった事もありました。
フリーランス=渡り鳥として
── 仕事に対してのこだわりや誰にも負けたくない点を教えてください。
参画する現場毎でシステムを使う人や運用する人が異なりますので、 自分の文法を押し付ける事無く、後から手を加える人の事を第一に考え、誰でも運用しやすい標準的なシステム作りを常に心がけております。同じ技術でも別の使い方を発見できる事が大切です。たとえ成果物が同じでも現場によって開発方針やノウハウ等が必ず異なってきますので、その違いを新たな知識として蓄積をする事が重要です。また日々進化していく業界なので、予め現場で準備されている環境に依存するのでなく、いつでも自分の知識から出せるよう準備する事も必要です。例えばプライベートの環境にて、自分で使いたいものを実際作り、そこで得た知識を実務で活かせた時は嬉しいですね。
── モチベーションを維持する方法があれば教えてください。
テンションが上がる言葉を読み返して自身を鼓舞する事です。精神面から自らを奮い立たせる事が、逆境に立った時に最も効果的です。また大好きなお酒を嗜む事でも溜まったストレスをうまく発散しています。
── 今後の目標は何ですか?
自分の経験から見えた事にもなりますが、上流工程に携わる人間ばかりが優遇される状況を緩和しフラットな状態を作りたいと考えております。その為に今必要な能力を理解し、システム全体を見れる力をどう養うかを常に考えています。その他、現場外でも日々コミュニケーションの取り方を意識して行動することも大切にしていますね。
── フリーランスを目指されている方へのメッセージをください。
フリーランスになる事とは、自身の可能性を広げる手段と考えております。正社員としての安定を失うことにもなりますが、知恵と努力によりそれらを解消することができ、頑張ればそれに勝ることもできます。強い意思と新しい世界へ飛び出す勇気を持つことが大切です。
インタビュー担当より
自身の能力や現在足りないものを理解し、克服する為に必要な事を計画通り実行している姿勢が成長を続けているポイントだと感じました。常に高い意識を持って実行し続ける継続力が大切ですね!














